クラウドコンピューティングEXPO
投稿日:2017.02.15
クラウド コンピューティング EXPOというイベントに行ってきました。
自社で何かを導入するというわけではなく、IT業界の最新動向の視察です。
今回は、このイベントで感じたことをお伝えします。
会場はインテックス大阪だったのですが、何度か来たことがあるはずなのに、思ってたより規模が大きかったです。奥のほうにまだまだ建物が続いてたんですね。。。
会場に入ると、ほんとにたくさんの会社がブースを出していて、次々と声をかけられます。
興味のないブースは断らないと価値のある情報収集はできないですね。
でも、名刺交換を条件にちょっとした景品がもらえるのは嬉しいです。会場を出た後に整理をしてみると、お菓子だけでも4つ頂いてました(笑)
さて、このようなイベントですが、かつてIT業界に身を置いていた者としては懐かしさすら感じます。
そして、10年ほどで大きく変わったことと言えば、クラウドとモバイルの浸透ではないでしょうか。
クラウドサービスを利用することで、自社にサーバーを立てる必要がなくなる。
サーバーを立てる必要がないので、それに付随した保守管理の手間・費用が省ける。
これだけでも中小零細企業にとってメリットは大きいと言えます。
そのうえ、アプリケーションの管理の手間も省けます。バージョンアップなどはメーカー側が勝手にしてくれているため、ユーザーとしては何もしなくても常に最新版が使えます。
いくつかデモを見せていただきましたが、数年前と比べてビジュアル面・機能面ともに進化しているのを感じました。
IoTという言葉がもてはやされるように、あらゆるものがインターネットに接続できる環境になっていくので、膨大なデータ量を元にデータ分析を行うことができます。
こうしてみると、スマホの普及がどれほどIT業界にインパクトを与えたかがよく分かります。
スマホの存在で、我々はいつでもどこでもネットに繋がった環境の中で生活するようになりました。
改めて、スティーブジョブズは偉大だと思わずにはいられません!
以前から興味があった、マーケティングオートメーションもいくつか見てきました。
この言葉を耳にするようになってから、まだ1~2年程度ではないでしょうか。
個人的なイメージでは、設定が非常に難しく面倒で、費用もかなりかかるので、中小零細企業にとってはハードルが高いというものでした。
しかし、既にいろんな商品がでてきているんですね。
中には月額3万円~というものもありました。初めて導入する企業や他のシステムを利用して挫折したという企業向けに、思い切って機能を絞り込んだというもので、個人的には非常に好感が持てました。
自社でもそのうち試してみたいサービスです。
今回見て回って感じたことは、先進的なサービスでも中小零細企業向けにアレンジされた商品が多く出回るようになっているということです。
生産性向上のためにITを使った効率化は、うまくいけば大きな効果を発揮しますが、中小零細企業には費用面・人材面から難しい面があったのも事実です。
しかし、こうした商品であれば、導入したけど使いこなせなかった、その結果全くの未稼働状態・・・という最悪の状況は避けられると思います。
身の丈に合ったシステムを利用することが何より重要で、探せば見つかるものだと感じました。
- 大村剛史