コラム

信用保証協会に情報が正しく伝わっていますか?

先日、信用保証協会に行ってきました。
といっても私一人ではなく、クライアントの社長と二人で訪問。
正しくは、クライアントの社長と信用保証協会との面談に私が同席したということになります。

 

このような場合、同席を断られることもあるのですが大丈夫でした。

面談用の部屋には、「会社関係者以外の人は、「交渉」のための同席はできない」という内容のポスターが貼ってありました。
「今回は交渉のためではなく、会社の情報を正確に伝えるために来た」と伝えたところ、同席オッケーとなったのです。

 

 

保証協会へ訪問する

 

ところで、なぜ保証協会に行ったのかということなのですが。

 

以前から保証協会の担当者から社長に対する風当たりが異様に厳しかったんです。

普通では考えられないようなことを言われており、何かあると思っていました。

 

さて、登場人物がもう一人います。
メイン銀行の担当者です。
この担当者が、、、こう言っては何ですが私がこれまでに接した銀行員の中でも間違いなく最低。

 

過去の融資実績を見ていてもある程度感じていたのですが、自分の成績に繋がることだけを考えて融資先(クライアントの社長の会社)のことは一切顧みない。
むしろ自分が担当している間に成績を上げられるだけ融資しておいて、担当が変わったら倒産しても構わない。
そんな気持ちがミエミエでした。
考え方がまるでヤミ金。

 

そんな担当者と私の関係が良いはずがなく、先方の要求をことごとくはねのけていたんです。
そうしないと会社をズタズタにされてしまいますからね。

そういう状況の中で保証協会の担当者からクライアントの社長に対して風当たりがどんどんキツくなっていっていたのです。

 

 

保証協会に正しく理解してもらうの説明を

 

保証協会の担当者には、現在に至るまでの融資実績と返済状況の資料とメイン銀行とのやりとりを時系列にまとめた資料を提示しながら、ここまでの経緯を説明しました。
その上で、今までの経緯から察するに何らかの誤解があったのではないかと話しました。
担当者は知らなかったことが多かったようで、資料を何度も見返していました。

 

それ以降、保証協会からはこれまでのような厳しい言動は収まったのです。
結局、メイン銀行の担当者が保証協会に対して自分の都合のいいように話をしていただけのことなんです。
自分の不手際や不作為をすべて融資先企業のせいにしていたんです。

 

このようなことは、過去にもありました。

 

こちらが要求したことに対して「保証協会がダメだと言っている」ということが何度も続いたのです。
担当者にとっては若干面倒な仕事ですが、けっして無理な要求ではないはずです。
こんなことで保証協会がここまでかたくなに拒否するとは思えませんでした。

 

この時も私は保証協会に行って確かめました。
結果は、銀行員が嘘をついていたのです。

 

会社の社長にとっては、銀行ですら別世界なのに信用保証協会というと異次元の存在といった感覚ではないでしょうか。

 

確かに、通常は「会社 - 銀行 - 信用保証協会」という関係になるので、社長が直接信用保証協会と接することはほとんどありません。
しかし、そこがタチの悪い銀行員にとって狙い目になるのです。
銀行員は、自分の都合のいいようにしたいがために、「保証協会がダメだと言っている」などと言うことがあります。
異次元の世界からダメと言われている、となると「そういうものなのか」と受け入れてしまいがちです。

 

このようなことがあるので、何かおかしいと思ったら保証協会へ乗り込んで、直接説明しましょう

 

実際に行ってみると、嫌がられることはありません。
もちろん異次元の世界でもありません。
むしろ社長から直接話が聞けるので保証協会にとってもメリットが大きいのです。

 

銀行からの話だけだと間接的な情報なのでどうしても内容が薄くなります。
社長が自分で説明することで、あなたの会社をより深く知ってもらうことができますし、相手には社長の人柄や発する熱量が伝わるのです。

 

金融機関と対等な立場で付き合うために、有効な手段として活用してください。

 

怖がらずに信用保証協会へ行きましょう!

 

 

資金繰りのことならアセントリード株式会社にご相談ください

資金繰り表を無料でダウンロードできます

資金繰り改善に役立つレポートのダウンロードはこちら

 

- 大村剛史

このサイトを広める

不明点や不安点などは、
お気軽にお問い合わせください。

このサイトを広める