コラム

売上高交際費率 2016年度版

先日(7月30日)に中小企業庁から平成29年中小企業実態基本調査(平成28年度決算実績)確報が発表されました。

 

以前、このコラムで売上高交際費率について取り上げましたが(交際費について考えてみる)、最新の調査内容を元にデータをアップデートしました。

 

 

 

売上高交際費率2016年度

 

 

あなたの会社の交際費率は中小企業実態基本調査と比べてどうでしょうか。

 

注意していただきたいのは、多すぎるからダメ、少ないから良い、という単純なものではないということです。

交際費を使うことで売上が確保できる、あるいは会社全体のモチベーションが上がる、というようにプラスに働くのであれば積極的に使うという考え方もありでしょう。

一方で、交際費を使わなくても売上高に影響がないので使わない、という考え方もありでしょう。

赤字が続いているのにうちの会社は交際費率が高いなぁ・・・という社長、自らハンデを背負って戦っているようなものです。

 

大事なことは、意味のあるお金の使い方をすることです。

そして自分の会社の状況を正しく把握しておくことです。

 

赤字が続いているのにかつての荒い金遣いがやめられず、毎月ありえないほどのお金を使いまくった挙げ句、部下から社長退任を迫られ会社を追われたという極端な例もあります。

 

交際費の使い方は社長の人柄が表れやすい科目の一つです。

 

自分がこの事業をすることで得たいものは何なのか?

ここを抑えておけば交際費の使い方も有益なものになるのではないでしょうか。

 

 

- 大村剛史

 

 

※2020年7月30日に中小企業庁より令和元年中小企業実態基本調査(平成30年度決算実績)確報が発表されました。
 その内容に基づきデータをアップデートしておりますので、売上高交際費率 2018年度版も合わせてご覧ください。

 

※2019年7月30日に中小企業庁より平成30年中小企業実態基本調査(平成29年度決算実績)確報が発表されました。
 その内容に基づきデータをアップデートしておりますので、売上高交際費率 2017年度版も合わせてご覧ください。

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