会社の数字を未来へ生かす
投稿日:2017.04.20
数字のことはよく分からないから、売上しか見ない、試算表はざっと確認するだけ、というようなことになっていませんか?
気持ちは分かるのですが、せっかくいろんな情報を与えてくれているのにもったいないと思います。
過去・現在の会社数字を未来へ生かしていく
「未来へ生かす」ということができると、望む利益を確実に手にすることができる!
とまでは言い切れませんが、そのための道筋を示してくれるのは間違いありません。
なぜなら、過去の実績とそこから得た現状の把握を元にして、未来のシミュレーションをすることで会社は成長できるからです。
元々は、私もこの効果についてあまり気にしていませんでした。
しかし、どうしても今期の目標を達成させたいという意欲を持った社長と打ち合わせをしていく中で、シミュレーションがとても大きな効果をもたらすことに気付いたのです。
そして、既存の会計理論ではその要求を満たすことはできないということにも気づきました。
シミュレーションの必要性と効果
1.試算表からは過去の実績しか分からない
社長としては、その確認だけのために時間を割くのはムダだと思ってしまいますよね?
過去の実績を読み解き、当初の思惑から何がずれているのか、何が問題なのか、を探るということがとても重要です。それが今後の取組を考える材料になるからです。
しかし、現実的には会計の知識がある程度ないと難しいかもしれません。
せめて、予算と実績の差異の確認だけでもするといろんなものが見えてきます。
2.シミュレーションをする以外に着地予想はできない
既存の理論は経費や利益率など過去の実績数字だけを元にして計算します。
この場合の問題点は、「今までの流れのままでいけば」これだけの売上が必要だ、という前提条件が付いてくるということです。
現実は、過去の結果を踏まえてどうするか、を検討したら今後の流れは当然変わるはずです。
しかも売上高・利益率・経費が毎月一定ということはあり得ません。
結局、これがこうなったら・・・、ここをこうしたら・・・、とシミュレーションする以外に社長が腑に落ちる未来予測はできないのです。
3.シミュレーションがモチベーションの向上に繋がる
ただ単に、「このままいけばこうなります」という情報では「ああそうですか」で終わってしまいます。
そうではなく、「望む利益を手にするために○○をしよう」という取組みを検討し、その予想結果を数字に置き換えてシミュレーションをすることに意義があります。
それによって狙った利益が獲得できる!ということが分かると、俄然やる気になるというのは誰でもイメージができると思います。
取組みが成功しても狙い通りの結果になるかどうかわからない。
それだと「本当にやるだけの価値があるのか?」という疑心暗鬼が生まれてしまうのです。
このように、過去の実績と現状の把握から、「今後の取組を見直して」、それをシミュレーションに反映することで会社は成長できるのです。
それによって、あなたには狙った利益を確実に手にするための道筋が見えるようになります。
シミュレーションの必要性の2つ目に書いたことですが、これをするには何らかのテンプレートがあったほうがやりやすいです。というより、そういうものがないと現実的にはなかなか難しいと思います。
現在、このシミュレーションを簡単に行うことができるツールを作っています。ツールが完成したらこの場で発表しますので、ぜひチェックしてください。
PS.
ツールが完成しました。
過去の実績と現状の把握からシミュレーションまで一気にできる管理ツールを使ってみてください。
ちなみにFacebookもやってるので、そちらも見ていただいて、「いいね!」押しておいてもらえると嬉しいです!
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- 大村剛史