コラム

経費削減? 売上伸張?

決算書を見てみると利益が期待していたよりも少ない・・・

そんなとき、どのような手を打とうと考えますか?

 

もっと売上を伸ばすか?

それとも経費を削減するか?

 

もちろん両方を進めていくというのもアリです。

 

会社によって状況が違うので、 どちらを進めていくのがよいか・・・これは会社次第です。

 

「利益」に対して直接影響するのは経費削減です。

経費を1円削減すれば利益は1円増えます。

それに対して売上は伸びた分がそのまま利益になるわけではありません。

原価が発生するからです。

100円の商品を売ったとき、 その商品の原価が80円であれば 利益として増えるのは20円です。

 

そう考えると、利益を手っ取り早く伸ばしたければ経費削減です。

 

ですが、それだけでは終わらないのが経営の難しさ。

 

経費削減だけを進めていくとそのうち限界が来ます。

経費削減によって売上の減少や粗利率の低下ということも考えておく必要があります。

それに加えて売上の獲得を疎かにしていると、 一般的には売上は下がっていくものです。

 

結局、どれかだけを意識していればいいというものではなく、 売上、粗利、経費すべてに注意を払いながら取り組みを進めた結果として 利益が残るということです。

 

経営者として広い視野で数字を見ることを意識してください。

 

− 大村剛史

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