【事例集】消費税の分納交渉
消費税滞納による差押予告通知を受けての分割支払交渉
こちらのお客様は資金繰り難が続く中、消費税の支払いを数年にわたって曖昧にしていました。
税務署からは支払の督促が何度も来ていたはずでしたが、経理担当が適当な対応を繰り返していたため、遂に差押予告通知が届いてしまいました。
それによって初めて社長が知ることとなり、最優先で対応する必要に迫られ、税務署には社長と二人で訪問。
当然ながら今までの適当な対応によって、税務署側の心証は極めて悪い状況から交渉は始まりましたが、社内の事情を説明し、資金繰り計画を見せながら落としどころを探りました。
資金繰り計画を数度見直し、最終交渉に伺った際、「これでは話にならない。もう結構です。お帰り下さい。」と一蹴される事態となってしまいました。
このままでは事業継続に重大な影響を及ぼすため、引き下がるわけにはいかない。
「私共も真剣に考えて資金繰り計画を作っています。では、毎月〇万円ずつの支払いということではいかがですか。厳しいのは百も承知ですが必ずなんとかします。もし一度でも支払えなければ、即刻差押えしていただいて結構です」と申し出ました。
最終的にこちらの熱意が通じて無事決着となり、事なきを得ました。
その後、資金繰り予定を細かくチェックしながら支払を進めていき、無事完納することができました。