【事例集】金融機関との連携による管理強化
競合店の出現で資金繰り悪化に対処する飲食店
当初は売上高の低迷に対して、主に販促策の検討により対応していました。
しかし、半年ほどの間に近隣に競合店が3店現れ、状況は一変。
徐々に顧客は戻ってくるものの、競合店が出店してから数ヶ月間は前年同月比数十%もの売上低下を余儀なくされ、資金繰りが大幅に悪化する状況となりました。
それまで食材の仕入は成り行きで料理長の思うように注文していましたが、メニューの見直しと、資金繰りの観点から仕入発注タイミングの調整を行いました。
さらに資金繰りの急激な悪化から、銀行だけでなくリースについてもリスケジュールに取り組みました。
しかしリース会社から2年目のリスケジュールは拒否されたため、メインの取引銀行が肩代わりをする形でリース会社へ全額を支払い、以降、銀行と二人三脚で業績改善に取り組むことになりました。
クライアントへの訪問時には午前中に取組結果の確認、予実績表による詳細な確認、今後の取組について綿密に打ち合わせを行い、午後から必ず銀行へ訪問して報告を行うこととしました。
年度初めには銀行の会議室を借りて、銀行・顧問税理士を交えて過去の推移説明と今後の取組について説明を行い、全面的な支援を要請。
強固なバックアップ体制を築きました。